前回の図を貼りたいで一応、図を貼りつけることはできるようになったわけですが、今回は文章に比べて図の量が多いテクストを書く場合の体裁について見てみましょう。
TeXのマークアップという思想はWYSIWYG(What You See Is What You Get;ウィジウィグ、画面で見えるとおりに出力する)の対極にあります。つまり、TeX自体が「なるべく美しく見える様に」自動的にレイアウトを決定してくれる、という機能を持っています(※1)。 その反面、レイアウトを筆者の思い通りに自由自在に変える・・・というわけに はいきません。「なぁんでココに図が来ないで後ろに行っちゃうのぉ」ということがよくあります。特に、文章にくらべて図の量が多いテクストの場合には、図がテクストの後ろに集中してしまう傾向にあります。これはTeXの癖なのである程度は仕方ないのでしょうが、私は普段、次のようなコマンド(TeXでは正確には制御綴りと言います)を書くようにしています。 |
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