横長のOHP

A4の用紙を横長に使う方法です。

一般にはlandscape.styというスタイルファイルを用いる方法が、よく紹介されています。ですが、どうやらLaTeX2eでは、陽に宣言しなくても横長になるみたいです。


プリアンブル /
\documentclass[12pt,landscape]{article}


や、よく分かんないんですが、これでうまくいきます(笑)。
あとは、用紙のサイズに合わせて版面の大きさを調節しておきましょう。私は普段、次のように書いています。


ページの余白の調整 /
\renewcommand{\baselinestretch}{1.2}
\setlength{\topmargin}{-20mm}
\setlength{\oddsidemargin}{2mm}
\setlength{\textwidth}{63zw}
\setlength{\textheight}{36\baselineskip}
\addtolength{\textheight}{\topskip}

図表のキャプションの調整 /
\renewcommand{\figurename}{\Large\sf Fig.}
\renewcommand{\tablename}{\Large\sf Table}


OHP用なので、ページの余白は多めにとっています。
後は普通にコンパイルすれば良いのですが、プレビューの際には次のようにする必要があります(xdviを用いる場合。dvioutなどは知りません、あしからず)。


プレビュー /
xdvi -paper a4r ****.dvi


印刷するときには、*.dviファイルを*.psファイルに変換しますが、そのときにも注意が必要です。


横長のときのdvips /
dvips -t landscape hoge.dvi > hoge.ps


dvi2psをお使いの方は、dvi2ps -o landscape hoge.dvi > hoge.psとして下さい。
まったくの余談ですが、たとえば1ページから5ページまでのみをpsファイルにしたいときは、dvips -p 1 -l 5 hoge.dvi > hoge.psとすれば良いのですね。最近まで知りませんでした。

(2001.8.18)

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